インビザラインとは
インビザラインは金具を使わないマウスピース矯正法です。インビザラインは1997年アメリカで誕生し、歯並びでお悩みの方々が待ち望んだ”見えない””取り外しができる”という透明な装置とあって、爆発的に広がりました。現在では、世界中の矯正歯科で取り入れられ、全世界で250万人以上の症例実績があり、その数は年々増加しています。
メリット
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歯科医師でも気づかないほど目立たない
マウスピースは、薄く透明なプラスチックでできているため、目立たず、治療中であることを気づかれません。だから、矯正治療中でも、気にせず、笑顔を見せることができます。
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装着時の痛みがほとんどない
矯正を行う際、歯に装着させる 装置、ブラケットを使用しないため、頬の内側や唇、舌などの粘膜を傷つけることがありません。新しいマウスピースを装着時、最初は締めつけられる感覚がありますが、数時間後にはそれがなくなります。
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マウスピースは取り外しが可能
マウスピースは取り外しが可能ですので、歯磨きやフロス(糸ようじ)で、歯をしっかりと隅々まで磨くことができます。従来の矯正装置ではどうしても磨きにくい部分がありました。しかし、この装置では歯も装置も常に清潔に保つことができます。
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快適な食事を楽しめる
お食事の時にはマウスピースを外すため、従来の矯正装置のように食べ物が装置に絡むことなく、治療中も同じような食事ができます。
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金属アレルギーの方でも安心
マウスピースは、すべて薄いプラスチック製。金属を全く使用していないため、金属アレルギーがある方でも、安心して装着することができます。
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世界中で支持されている装置
世界各国250万人以上の患者さまに使用されている装置です。そのうち89%以上の方が満足されています。
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従来の装置に比べ、しゃべりやすい
厚さ約0.5mmのマウスピースは、金具を使用した矯正のような厚みや、デコボコした部分がないため、しゃべりづらさや発音障害がほとんどありません。
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矯正後の歯の位置をシュミレーションできます
インビザラインは少しずつ変化させたマウスピースを2週間ごとに装着して、歯の位置を徐々に矯正していきます。その変化を「クリンチェック」というパソコンのシミョレーションソフトで見ることができます。
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通院回数を少なくすることも可能
インビザラインは、自宅でマウスピースを交換(2週間に1回)。1カ月〜3カ月間隔で治療することもできます。通院回数の少ない矯正治療をご希望の方におすすめです。
デメリット
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一日20時間以上装着する必要がある
インビザラインでは一日20時間以上のマウスピースの装着を推奨しております。これが守れない場合は予定通りに歯が移動しません。
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大きく歯を移動させる場合は不向き
前歯を後ろに引っ込めたい、外科的な処置が必要といった、大きく歯を移動させる必要がある方にはインビザラインは不向きです。どちらかというと軽度の叢生(ガタガタ)を治療する場合に一番効果を発揮します
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途中で虫歯の治療がしにくい
最初に治療の最後までのマウスピースが出来上がってくるため、途中で虫歯の治療をすることで歯の形が変わってしまうとマウスピースがはまらなくなってしまいます。たたマウスピースは取り外して歯磨きをして頂けますので、虫歯のリスクはかなり低くなっていますのでご安心ください
治療の流れ
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STEP1資料取り
通常の矯正治療と同様に、レントゲン撮影、模型、口腔内写真撮影、といった資料を採取し、現状の把握、診断をいたします
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STEP2治療内容のご説明
治療の内容についてご説明申し上げます。インビザラインだけではなく、それ以外の装置が必要な場合も、ここでご説明申し上げます
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STEP3インビザライン用の印象(型取り)
精密な印象材によりインビザライン用の印象を行います。
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STEP4アメリカへ配送
インビザラインはアメリカで作成されます。あなたのお口の型がアメリカへと旅立ちます!
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STEP5クリンチェックの作成
クリンチェックと呼ばれるシュミレーションを行います。これによりどの段階で、どの歯をどのように動かすかをシュミレーションいたします。
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STEP6インビザラインの到着
いよいよインビザラインが当院に到着いたします。アメリカへ配送してから大体6週間程度のお日にちを頂きます。この時、治療の最後までのマウスピースがすべて出来上がってきます。
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STEP7インビザラインスタート
お口の中で機能させていきます。最初は窮屈に感じ、違和感もあるかと思いますが、すぐに慣れて頂けます。この後、2週間ごとにマウスピースを交換し、段々と歯を動かしていきます。一つの装置で動かすのは0.25mmと言われています。これにより歯の移動に伴う痛みを極限まで小さくしています。